2012.10.11 雅楽
先日のリハーサルで、
東儀さんと雅楽セッションを行いました(笑)
私が吹いているのは笙(しょう)、
そして東儀さんが篳篥(ひちりき)です。
笙は、西洋楽器で言うと、パイプオルガンがルーツらしいです。何本ものの竹でできており一本一本外すこともできるのに驚きました。
難しそうに見えるのに、音は意外とすぐに出ました!
吹いても吸っても音が出るので、息継ぎがいらない楽器なんです。
そして篳篥は、西洋楽器でいうとオーボエと似ているらしく、音を出すのもかなり難しいそうです。
1400年も続く歴史のある楽器と触れ合えたこと、
そして近くで東儀さんの演奏を聴けたことは、
日本の古代音楽のすばらしさと
アメリカ育ちの私にとって今まであまり縁のなかった雅楽を身近に感じることができ、
ああ、日本人でよかったなと。
しかし、
篳篥で使われるリードは、実は大阪にある川から摂取するのですが、
時代とともにやはり環境は変わってしまいます。
都会になり、埋め立て地も多くなり、
そのため、篳篥のリードの素材が今後取れなくなる危機が訪れているという話を聞きました。
日本が世界でも誇れる歴史ある楽器、こんなにも胸にしみる音色、
どうかどうか、ずっと続きますように。。。
れいな。
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あ、やっぱりセッションしたんですね
滅多にない楽器だし、絶対触らせてもらってるんじゃないかなーと思ってました(笑)
2012.10.12 11:25 AM posted by ひでさん